事 業 実 施 に 至 る 背 景

2011年3月11日に発災しました東日本大震災は、私たちの住み暮らすまちに甚大な被害を与えました。全てのライフラインが遮断され、電気もガスも水道も使えない生活を多くの方が経験しました。
そこで、仙台JCは仙台市の依頼により震災から1年が経過した2012年の3月11日に、「わたしたちは忘れない ~世界中に伝える”ありがとう”~」と題してキャンドルナイトを実施し、世界中からいただいた支援に対する感謝の想いを発信いたしました。この希望の光は、これから復興へ進む道を照らす光となるものでした。それから毎年3月11日に震災の風化防止と防災意識向上を目的に事業を実施してまいりましたが、2017年をもって仙台JCはこの事業を民間の団体にバトンを渡すこととなりました。
そこで、この3.11に勾当台公園市民広場で行なわれる防災事業に関して、ここ近年企画、設営に携わってきました高校生連携協議会より、「このまま継続して自分たちが繋げていきたい」と、力強い表明を頂きました。
次代を担う子どもたちが中心となり、震災を経験した子どもたちが鎮魂、感謝、震災の風化防止、防災・減災意識の向上に向けて力強く活動ができるよう、大人がサポートしながらキャンドルナイトを実施して参ります。
高校生連携協議会 会長 キャンドルナイト実行委員長 菊池 結衣

震災から12年が経とうとしています。12年前のあの日、一瞬の出来事によって私たちの家族や友達、思い出が失われました。震災直後は様々な場所で混乱が起き、誰もが生き抜くために必死でした。住民の意見がまとまらず、10年以上経っても失われたものが復活されるのは難しい地域もありました。その中でも、日本各地からの支援や被災した人同士で声をかけあい、支えあったからこそ復興が続けられています。
あの悲惨な出来事の中には人々の愛やあたたかさがありました。震災から12年経つ今、震災の記憶がない人、経験していない人、知らない人が増え、そして震災を忘れたい人もいます。しかし、風化させないためにはあの日起きたありのままの出来事を伝え続けることが必要です。
情報化が進み、様々な情報が飛び交う今、インターネットで何でも調べることができますが、当時の人々のありのままの姿には気づくことはできません。当時何があったのか。被災地にいた人は何を思ったのか。ずっと住んでいたまち、家族、仲間への想い。震災に向き合う姿。実際に見て、聴いてみないと分からないものがあります。
これから増えていく震災を知らない世代へ、もう一度同じことが起こらないように、悲しかったことも、つらかったことも、新しく知ることができたことも全部繋げていきたい。そんな私たちの願いをのせた大きな樹を育てていきましょう。
開催日時:2023年3月11日(土)
13:00~紙コップ・展示ブース チャリティ茶席(16時まで)
14:46~黙祷
17:30~式典開始 実行委員長挨拶 仙台市長挨拶
17:40~キャンドル点灯および合唱
青陵中等教育学校合唱部・NHK仙台少年少女合唱隊
シンガーソングライター伊東洋平による合唱
18:30~点灯終了
開催場所:仙台市 勾当台公園 市民広場
入 場 料 :無料
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3.11キャンドルナイト実行委員会構成メンバー
代表 金ヶ崎政伸 有限会社金源堂 取締役社長
副代表 河合良紀 ㈱建設新聞 代表取締役社長
キャンドルナイト実行委員長 菊池結衣 仙台青陵中等教育学校5年生
理事 早瀬渉 ㈱ラポールヘア・グループ 代表取締役
理事 北谷春子 ㈱ゴールデンフット 専務取締役
理事 澁谷武幸 シブヤ食品㈱ 代表取締役
理事 日下利治 ㈱くさかや 常務取締役統括本部長
理事 野村一仁 味のおりがみ ㈱ディーバイス 取締役
・高校生連携協議会(キャンドルナイト企画・設営・式典等)
・茶道裏千家淡交会青年部東北ブロック(チャリティ茶席)